白菜の収穫時期は巷ではそろそろ終盤のようですが、我が家
の白菜は上手く結球しないので要因を調べてみました。(^^;)

　ハクサイの収穫適期は一般的に、早生種では種まき後80～90日
程度で、また、中生種では種まき後100～120日だそうです。

我が家のハクサイは気がつくと138日となっていました。
まだ、結球もしていません。

　　　　　　結球していない

　ハクサイを上手に結球させるためには「種まき時期」と「外葉」
だそうです。

　元々、白菜は1玉あたり80～100枚程度の葉になります。また
小型品種の場合でも40～50枚の葉になります。

　ところで、結球とは野菜の葉が何枚も重なることで球状にな
ることを結球するといい、その部分を「結球」と言います。

　結球する野菜はハクサイ、キャベツやレタスも結球する野菜
の一種です。

　特に種まき時期が結球の出来に左右します。白菜の栽培は「春
まき」と「秋まき」の2種類です。

　春まきは温度管理が非常に難しく、一般的に秋まきが容易です。
また、早生（わせ）中性(ちゅうせい）晩生（おくて）の品種によ

り収穫時期は異なります。秋に種まきをすると、栽培日数60日～
120日前後で収穫できます。

　例えば8月～9月に種まきすると、10月下旬～1月頃が収穫時期と
いうことになります。

　種まきに適した時期は短かく、晩夏から初秋にかけてはまだ
気温が高い日があるため、病害虫の被害にも遭いやすいです。

　特に苗のとき病害虫が発生する可能性が大きいです。
そのため害虫被害を避けて種まきを遅くすると、結球する最適

な気温時期を逃すことになります。

　結球が始まる時期には気温が下がりすぎないことを意識して、
種まき時期を決める必要性があります。

　更に「外葉」を大きく育てると結球となります。
ハクサイは外葉が緑色、結球の内部へいくほど黄白色です。

　これは植物に必要な栄養素を光合成によって作り出すので、
結球部分は葉緑体はなくなります。

　白菜は結球に必要な栄養素を外葉の光合成によって作ってい
ます。

　したがって十分な追肥や水やりをし、外葉を大きく育てれば
結球にも多くの栄養分が行き渡ります。

そこで上手く結球しない場合は

1、種まき時期
　種まきのタイミングには注意が必要です。

　結球を始める成長段階で気温が日平均気温で15度よりも低く
なってしまうと、白菜は結球できません。

　種まきから40～45日後、外葉が15～20枚程度になった頃、後に
結球になる中心部の葉が立ち始めます。

　この時に畑の気温が15度前後である必要があります。

　もし種まきが遅れ、結球の時期に寒くなりすぎると予想され
る場合は、できるだけ早い段階で苗にトンネル掛けをするなど

で温度調整し、成長スピードを早めます。

2、肥料が不足

　結球の出来に大きく関わるのが外葉の成長です。外葉がよく
育っていなければ、結球に運ばれる養分が不十分となります。

　特に2回目の追肥は結球が始まる時期に重なり、時期を逃さな
いように作業計画を立てます。

　追肥の時期が遅過ぎたり量を与えすぎたりしても、うまく結球
しない原因につながります。適切な時期に正しい量の施肥を心が

けます。

3、病害虫の被害

　病害虫の影響で生育不良が発生している場合は、当然結球も上
手くできません。

　ハイマダラノメイガには注意が必要です。アブラナ科の作物を
好み、葉だけでなく中心部まで侵入して大きな被害をもたらしま

す。

　ハイマダラノメイガは若い葉を好みますので、植え付けと同時に
防虫ネットや寒冷紗を掛け、株に虫が付かないように保護します。

4、外葉の手入れ

　不要な外葉は取り除きます。
　外葉の大きさが大きいほど、結球にもたくさんの栄養分が運ばれ
ます。

　株間が狭く、日当たりが悪くなっている場所がないかチェックし、
光合成の邪魔になるような外葉があれば、こまめに取り除きます。

　紐で葉を縛ってみました。

　結球を始める前には、外葉が地面を覆って見えなくなる程度が、
高品質なハクサイを作る目安です。

　今、栽培する時期が遅かったこと、設置している場所は日当りの
時間が短く、その上、株間が狭すぎて、外葉が大きくないので光合

成が少ないのだと思います。

　冬場は太陽が低いため南側の家影となり、日当たりが悪い場所に
なり、少しでも日当たりのいい場所へ移動させる必要があります。

また、無理やり、紐で葉を縛ってもう少し様子をみます。(^^;)

　

最後まで、ありがとうございました。
　　　　　　　　　　　　　　　　aiu