10月にまく草花の種
秋は、春に咲く草花の種まきをする季節だそうです。
草花を種をまき、来春、咲く草花の種まきをします。
草花の種をまくうえでの注意することは、1つは野菜と
同じに種をまく草花が嫌光性種子か好光性種子かとい
うことです。
そして、もう一つは草花にはそれぞれの発芽の適温
があるので、住む地域により、同じ草花でも種をまく
時期が違います。
まく地域にあった時期に種をまくと発芽率が高まり
ます。
嫌光性種子は(発芽するのに光を遮るように)種に
土をかけて種から光を遮ります。
好光性種子は(発芽するのに光が必要なため)種に
土はかけないか薄くかけます。
種まきをする時には種まきの時期、覆土のしかた、
移植のタイミングなど種の裏に必要なことが書かれ
ていますので特に注意します。
今日、セルトレーとして種まきをしたい花の種はつり
がね草、ルピナス、アスター、デージー、ストロベリー
キャンドル、貝細工の6種類としました。
また、これらはダイソーにあることを(購入)確認しました。
なお、6種類の種は次のとおりです。
1.つりがね草 (ベルフラワー)

つりがね草の種まきは、品種によって適期が異なりま
す。
二年草タイプは5~6月頃
一年草タイプは9~10月頃
種まきの際は、湿らせた川砂に種をまいて、発芽するまで
は日陰で水切れしないように管理します。
発芽適温は20℃前後で、発芽日数は7~14日です。
釣鐘草は、水はけと風通しの良い場所を好み、多湿には弱い
性質があります。
日陰では上手く育たず、花を咲かせないこともあるので、
太陽にしっかりと当てます。
釣鐘草の育て方は、次のようなものがあります。
生育期は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。冬は生育
休眠するので、水やり回数を控えめにします。
定植前には堆肥などの有機物を早めに施し、よく土と混ぜて
おきます。
摘芯をしなくてもうまく分枝し、開花時にはピラミッド状の
草姿に整います。
2.ルピナス

ルピナスの種まきは、一年草として育てる場合は9~10月、寒
冷地で多年草として育てる場合は6月ごろが適しています。
種は表面が硬いため、一晩水に浸して柔らかくしておきます。
ポリポットにまく場合は、市販のタネまき用土などの清潔な土
を使用します。
鉢やプランターに直接まく場合は、草花用培養土を使用しま
す。
また、移植を嫌うので、ポットにまき、タネの直径の2倍程度
覆土します。
タネまき当日は霧吹きで表面を濡らす程度とし、日陰に置きます。
発芽したら日当たりのよい場所に移し、葉が6枚ほどになったら、
根を傷つけないように注意しながら植え付けます。
ルピナスはマメ科の植物で、北アメリカ北西部が原産です。日当
たりと水はけのよい場所を好み、寒さには強いですが、夏の高温
多湿は苦手です。
3.アスター

古くから夏の切り花として親しまれてきたアスターは、品種
改良により、さまざまな花型や花色の楽しめる人気品種に変わっ
ています。
発芽適温は20℃前後、秋まきは9~10月、春まきは3~4月が
適期です。
移植を嫌う草花なので、箱かポットにまき、本葉2枚くらいの
幼苗のうちにポットに植え替えて育苗する方法をとります。
セルトレーか6cmポットに2~3粒ずつまき、発芽後間引いて育
てます。覆土は5mmくらいします。
適温下でまけば、10日前後で発芽するので、この間水を切
らさないよう管理し、保温に努めます。
芽が出たらよく日に当て、しっかりした苗に育てます。本葉
が出たら間引いて1本にします。
肥料が足りないと苗が老化して、定植時の活着や、その後の
生育が悪くなるので、肥料切れしないよう、週に一度液肥を与
えて育てます。
セルトレーにまいた苗は、苗が老化しないうちに仮植します。
連作を避けて日当たり、水はけのよい場所を選ぶことが大切
です。
酸性土を嫌うため、苦土石灰をまいて酸度矯正を行います。
堆肥、腐葉土などの有機物をすき込み、元肥に化成肥料を
施し、15~20cm間隔に植えつけます。
4.デージー

愛らしい姿と色で春の庭を明るく飾るデージーです。
長く咲き続ける花が、次々と開花するので、長期にわたって庭を彩り
ます。
栽培は比較的容易なので、種まきからチャレンジしてみるのもいい
みたいです。
発芽生育適温は20℃前後、秋の彼岸頃がまきどきですが、早咲き品
種は8月中旬にまくようにします。種は小さく、また好光性種子なので、
ピートバンかジフィーセブンにばらまきし、覆土はせず、水は受け皿
に入れ、底から吸わせるようにします。
発芽は早く、3~4日で発芽し、1週間もすると双葉が展開するので、
明るい場所に移し、徐々に日光にならすようにし、密に生えた所は間
引いて苗の徒長を防ぎます
種まき後約1カ月、本葉が2~3枚出てきたら仮植します。
育苗箱かバーゲンガーデンに育苗用土を入れ、先を細く削った竹箸か
ピンセットを使い、2~3cm間隔に植えます。
小苗の葉が触れ合うほどの大きさになったら、直径6~8cmのポット
に移し、育苗を続けます。2週間に1度、液肥をジョウロで葉の上から
与えれば、ぐんぐん生育します。
本葉が10枚ぐらい出て、根がポットの底までまわったら、15~20cm
間隔に定植します。日当たり、水はけがよく、有機質に富む肥沃な土を
好みます。
酸性土を嫌うため、苦土石灰をまき、よく土に混ぜて酸度矯正をしてお
きます。
プランター植えにする場合も、草花用の新しい配合土を使って植え込み、
北風を避けて日当たりのよい場所に置いて育てるとよく育ちます。
なお、パンジーに比べてやや寒さに弱いので、厳寒期は、株元にワラや
落ち葉(腐葉土やピートモスでも可)を敷くマルチングをしたり、ビニー
ルトンネルをかぶせ、霜よけをするようにします。
デージーは根の生育が旺盛で、移植に強い草花です。開花苗など、ポッ
ト内に根がまわりすぎているものは、根鉢を少し崩して植え付けます。
次々と花が咲き長く咲き続けるので、月に一度リン酸、カリ分を多く
含む配合肥料を置肥として与えるようにします。
開花が終わった傷んだ花をそのままにしておくとボトリチス病の原因と
なるので花茎ごと引き抜くようにし、また傷んだ葉も定期的に取り除き、
株のまわりをいつも清潔に保つようにします。乾きに弱いので、水は多
めにやるようにします。.
5.ストロベリーキャンドル

まるでイチゴのような可愛らしい花姿が特徴のストロベリーキャ
ンドルは、春から初夏の時期に見頃を迎えます。
日本では一年草植物として扱われることから植え替えする必要がなく、
初心者でも育てられます。
ストロベリーキャンドルはマメ科シャジクソウ属に分類され、ヨーロッ
パや西アジアを中心に生息しています。本来は多年草植物ですが、高
温多湿に弱く、日本では夏の時期に枯れてしまうことから一年草として
扱われています。
ストロベリーキャンドルという名前は、花姿がイチゴやキャンドル
に似ていることが由来です。
開花時期は4月中旬~6月頃で、トーチ型で赤色の花を咲かせます。
ストロベリーキャンドルは、観賞用やハーブ、そしてドライフラワー
など楽しみ方が豊富です。
ストロベリーキャンドルは、日当たりや風通しの良い場所で育て
ます。日光が当たらない環境では、花付きが悪くなります。
ストロベリーキャンドルの用土は水はけの良いものを使用し、鉢植え
の場合は、市販の草花用培養土を使用します。
土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水
やりをします。
土が湿っている状態で水を与えると根腐れの原因になる可能性が
あるため、水やりのタイミングには気を付けます。
鉢植えの場合は、鉢皿に溜まった水はこまめに捨てるようにします。
ストロベリーキャンドルの根の部分には、マメ科特有の根粒菌が住ん
でいます。
根粒菌は地下に窒素を蓄えることができるので基本的に肥料は必要
ありませんが、下葉が黄色く変色した場合は薄い液肥を与えます。
ストロベリーキャンドルは、9月~10月頃に育苗箱やポリポットに
種まきをします。
育苗箱の場合は、種が重ならない程度に種をまき、2mm程度薄く
覆土してから指で軽く押さえて種と用土を密着させます。
発芽までの間は、用土を乾燥させないようにビニールなどをかぶせて
湿気を保ちます。
また、霧吹きで水も与えます。約3~5日で発芽するので、発芽した後
は覆いを外して日当たりの良い場所で管理します。
双葉が開いたら、密状態になっている部分の苗を抜いて、株と株の間
を約20cm~30cm開けて植え付けます。
ポリポットの場合は、湿らせた用土に種をまいてから約2mm覆土します。
その後、丁寧に水やりをします。約15度~20度の発芽温度で、雨が当た
らない場所で用土が乾燥しないように管理します。発芽したら数回に分
けて間引き、植え付けます。
ストロベリーキャンドルは日本では一年草の扱いなので、植え替えは
必要ありません。
ストロベリーキャンドルは、種を採らない場合は八分ほど開花したら花
がら摘みをします。
しおれたり枯れた花を放置しておくと余計な養分が吸い取られてしまい、
開花期間が短くなってしまいます。
ストロベリーキャンドルは、開花した後の採種によって増やすことがで
きます。
咲き終わった花穂から採種し、種は紙袋に入れて種まきの時期まで冷暗
所にて保管します。
6.ヘリクリサム(ムギワラギク、帝王貝細工)

ヘリクリサムはオーストラリア原産のキク科の草花です。自生地では
低木のようになる多年草ですが、寒さや高温多湿に弱いので、日本では
一年草として扱われています。
花弁に見える部分は、総苞片と呼ばれる葉が変化したものです。カサカ
サした肌触りで艶があり、カラフルな色は夏の強い日差しにも負けず華や
かな雰囲気です。
花色は赤、ピンク、橙、黄、白など多くの色があり、乾燥に強く花もち
もとても良く、夏の庭に重宝します。乾燥させても色落ちがしないため、
切り花やドライフラワーとしても人気があります。
園芸分類 草花
草丈・樹高 50~100cm
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
花色 赤、ピンク、オレンジ、黄、白、複色
開花時期 6月~10月
日当たり・置き場所
日当たりと風通しの良い場所を好みます。
ヘリクリサムは、水はけが良い土を好みます。雨上がりにぬかるむ
ような場所への植え付けは避けます。
鉢植えは、市販の草花用の培養土で問題なく育ちます。
ヘリクリサムは、高温多湿に弱く乾燥気味を好みますが、極端に乾燥
すると葉がしおれてくるので注意が必要です。
地植えは、根付いてからの水やりの必要はありません。
鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら鉢底から水が流れ出てくるくらい
たっぷりと与えます。
過肥の必要はありません。植え付け時に元肥を入れます。
地植えは、自然の循環ができていて、周囲の草花が問題なく開花
している土なら与えなくても栽培可能です。
葉が生き生きとした緑色で、株の付け根がぐらぐらしていない
ものを選びます。
ヘリクリサムは、草丈が1m近くに生長する高性種、寄せ植えにも
使える矮性種など、品種によって草丈が様々です。用途に応じた品種
を選びます。
ヘリクリサムの発芽適温は20℃前後が必要です。種まきの時期は春
ですが、暖地では秋まきも可能です。
育苗箱に種をまき、発芽までは水を切らさないように管理し、発芽
したら日当たりの良い場所で管理し、本葉3~4枚になったらポットに
鉢上げします。
ポットに直接まいて、良い芽を残して育苗すると移植の手間が省けます。
品種によって、草丈や株の広がりに違いがあります。品種に応じた場
所に植え付けます。
茎が伸びてきたら倒壊防止のために、支柱をしてやるとよいです。
開花前までに数回摘芯をして育てると、株姿がしっかりとした茎数
が多い株になり、花数も多くなります。
初夏から秋の長い期間、開花します。終わった花がらは、こまめに摘
み取ります。
切り花として楽しむことができ、流通もしています。
カサカサした肌触りで発色の良いヘリクリサムは、ドライフラワーに
しても色落ちがしない花です。
ドライフラワーにするために収穫するのなら、7~8分咲きくらいの
時点で収穫すると美しい状態に仕上がります。
暑さや乾燥に強い花ですが、鉢植えは完全な水切れを起こすと葉が
傷むので注意します。
ヘリクリサムは耐寒性がないため、日本では一年草扱いです。
ヘリクリサムは種で増やすことができます。種を収穫したい場合は、
花がらを摘み取らずそのままにしておきます。
以上です。
今日も、最後までありがとうございます。
aiu