aiuのブログ

菜園は初心者のため、日記、作業手順、備忘録などを書きたいですねェ

消防設備士 甲4 を受験する(7)

 ちょっと、ニュースが気になって       備忘録


 4月15日付けのニュースによると、東京都新宿区において、駐車場の天井石膏ボード
の張替工事中に、CO2消火設備に接触し、誤動作による酸欠状態で、4人の方が死亡、
1人の方も重体という余りにも痛ましいニュースをテレビで知った。


 今回の事故は、関係する消防設備の1種、3種が対象であるとか、内容は勉強したこと
はないので間違いもあるが、甲4に関係する部分について、不活性化ガスCO2を使用し
た消火設備について考察してみた。


 不活性化ガスの消火設備は、水等による消火を嫌う電気室、精密機械、電気通信室等
に設置されている。
 それに使用される感知器は、煙感知器(光電式スポット型2種煙感知器)が使用されてい
ると思う。


 ところが、地下駐車場では、16日のNET情報では熱感知器装置(差動式スポット型2種?
)が使用されているらしい。


 消防設備の考え方をそのまま当てはめると
不活性化ガスの消火設備は火災を感知する感知器又は火災ボタンを押した場合は、火災
発生と検知し、消火活動と判断して、酸欠による火災を消火するシステムだと想像する。


今回の事故のキーポイント 
                                                                                                                                                                                                           
1. 感知装置
 新聞等は煙感知器を使用しているように書かれている。もし、煙感知器であれば、通
信機械室に設置する感知器と同じ、光電式スポット型2種の煙感知器と思っている。


 しかし、今回の事故は、地下駐車場であるので、熱感知器が使用されていたと推測し
ていた。
 そうすると改修中に熱を出す半田ごて、バーナーなどの使用での誤動作ではないだ
ろうか。


 「20日23時の日経ニュースによると、熱と煙の感知器が20数個設置されていたが、
感知器を工事で取り外し、ぶら下がっていた。」と聞き、


 もしかすると差動式スポット型2種の感知装置と光電式スポット型2種の複合型感知器
が取り付けられ、AND構成になっていた可能性がある。
 その場合は誤動作防止のため?だと思った。
  
2.起動ボタン
 新聞等に書かれている起動ボタンでの動作は、監視カメラでの結果、押されていない
という。


 多分、当然のことであるが、起動ボタンには有機ガラスで保護されていると思う。


 東京新聞
なお、東京新聞 16日20時46分の一部 インターネットより
「消火設備は地上1階にあるボタンを押すか、煙を感知すると、噴出口から消火用の
CO2を出す。しかし、防犯カメラにはボタンを押す人物の姿は写っておらず、煙を
感知した形跡もなかった。」 


3.安全装置
 新聞によると安全装置が2つついている。1つは、火災を感知して起動するまでの
20秒後まで放送すること。


 もう1つは緊急停止ボタンを押すことにより、噴出が停止する。



4.消防庁
 消防庁では 特に、CO2の事故は、ここ1~2年で数件の事故があり、


対策として、令和2年12月23日付け消防予防第 410号で、二酸化炭素消火設備が設け
られている付近で他の設備機器の設置工事、改修工事又はメンテナンスが行われる場合
には、誤作動や誤放出を行わせないように第三類の消防設備士又は二酸化炭素消火設備
を熟知した第一種の消防設備点検資格者が立会うこと等の措置を行うこと。


 ということは、CO2の火災消火器のシステムに詳しい甲3種消防設備士又は乙1種消防
設備士以上の人を立ち会わせるという通達が出され、安全対策の徹底を求めていた
矢先だった。


 いずれにせよ、
工事作業者の大切な人命を守るため、消防設備士の立ち合いが必要である。


 ということで、今回、まだこの程度の理解しかできないので、甲4の更なる努力と
消防設備士1種、3種の消防設備士の試験を何時か受験したいと思うようになった。


最後になりましたが、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

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