菊のさし芽
毎年、この時期になると、「キクのさし芽」の季節になります。
と言うのも、キクづくりの基本となるのは「大ギクの三本仕立て」
だと言われています。
4月下旬から5月上旬にかけては丁度「三本仕立て」のための「さし
芽」の適期なのです。
毎年この時期がさし芽をするため、準備にいろいろと時間がかかり、
一番忙しい時期でもあります。
今年は、野菜関係で時間がかかり過ぎており、少しやり方を変更す
ることにしました。
今までは、一般的なさし芽の仕方でさしていました。
つまり、樹脂製のさし芽箱の一つに、赤玉土を入れ、その上にさし
芽箱をのせて、赤玉土、もみ殻燻炭、鹿沼土を入れたさし芽箱の二段
重ねにします。
これにさし穂に発根剤を付けて、さし芽箱に挿していましたが、今
年は時間がないことと、失敗することが多いことで、今年は直接ポリ
ポットにさす「ポットざし」としました。
「ポットざし」により今年は試みます。
キクのさし穂は、親株から元気に伸びているわき枝の先7~8cm
を切り取り、簡便カミソリで長さ5cmほどに直角にきります。
次にコップの水に植物活性剤を加え、ここに調整してきたさし穂を
浸して挿し水あげをします。さし床に直接挿します。
親株から元気に伸びているわき枝
さし穂をコップの水を入れ、さし穂を浸します。
挿し床はポット2.5号のポリポットに、排水の良い赤玉土を入れ、次
に用土をいれます。
さし芽箱にポリポット30個に赤玉土を入れます。
ポット30個に用土を入れた状態です。
その後、半日陰に置き、徐々に日光に慣らします。
挿し芽をする前にたっぷり水を与えてから、さし穂に発根剤を付けて
2〜3センチの深さに挿し、指でしっかり土を抑えます。
発根剤として ルートンを使用します。
挿し芽をした後は、日陰に移動させるか、新聞紙をかけるなどして直射
日光を当てないようにします。
1週間ほどしたら、少しずつ日光に当てます。
水のやりすぎは厳禁で、少し乾かし気味に管理します。
挿し芽用の土は無菌で無肥料、水はけが良い土なら何でもいいと思いま
す。
ポットざしは今回が初めてですので、手順を書きました。
一応明後日までに、キクのさし芽を終わる予定です。
最後まで、ありがとぅございます。
aiu





