aiuのブログ

菜園は初心者のため、日記、作業手順、備忘録などを書きたいですねェ

危険物取扱者 乙5(11) 試験前に

 危険物取扱者の試験日まで、10日前となった日に受験票が
送られてきた。



 受検票の内容を見ると 何時もの試験会場(佐賀大学)と
なっていた。


 危険物取扱者試験乙5の前回試験同様に危険物取扱者の免除申請
をして受験すると希望していた。


 そうなると試験問題の設問(危険物の性質並びにその火災予防及び
消火)のみの10問題で35分である。


参考 危険物取扱者乙類の問題内容
危険物に関する法令(法令)               15問    免除申請
基礎的な物理学及び基礎的な化学(物化)         10問    免除申請
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(性消)  10問


 各合格率
 乙種1~6の総合格率は30%~40%であるが、乙6だけの合格率を
取り出してみると65%~70%と合格率が高い。


 このことから、乙種の中でも非常に易しいことが分かる。
  
 また、この設問10問(性消)中で、正答率が60%であれば試験は
合格になる。


試験問題は非公開であり、問題中の正誤内容は分からないが、
試験結果の全体の正答率が何%であると記載されている。


 前回の危険物取扱者乙5は不合格であり、その中に正答率が
50%と書いてあった。つまり、10問中5問しか正答していな
かったという情けない成績だった。


 今回は、充分に時間をかけて勉強してから受験しようと思っ
ていたが、試験までに後5日間しかない。


 しかも、この短時間内で試験勉強ができる時間的余裕は10時間
程度しか取れないだろう。


 これだけの短時間で、合格点を取るまでのレベルを上げるかは
分からない。


 難しいかもしれないが、前に1度乙5は勉強をしているので、少し
は問題を理解することができるだろう。


〇次の項目について最終的に記憶しておこうと思う。


 性状についてはブログに書いてあった内容を打ち出し、ノート
に張りつけて、記憶するようにした。


 1冊の本を読むより、内容は最小限で記憶することになる。
多分これで試験を受けることにする。


何回も書いているのだが、これが最終となる。
覚える時間が少なくて済むため、下記のとおりだけにした。


〇危険物に共通特性(1問)
最低必要な1類~6類の特徴
1類…酸化性固体(不燃性)
2類…引火性固体(可燃性
3類…自然発火性および禁水性の固体又は液体
4類…引火性液体(可燃性)
5類…自己反応性固体又は液体(可燃性)
6類…酸化性液体(不燃性)


〇5類の共通する性質として
• 全て比重は1以上
• 燃えやすく燃焼速度が速い
• 内部に酸素と可燃物を有している為、酸素供給源がなくても燃焼する。
• 一部を除いて容器は密栓して通風の良い冷暗所に貯蔵する。
• 一部を除いて消火に関しては大量の水を注水する。
• 危険物の量が多い場合や広がった時は、消火は困難である。
• 空気中に放置すると分解し自然発火するものがある。


〇第5類 個別の特性
※1 過酸化ベンゾイル
• 白色の固体
• 無臭
• 有機溶剤に溶ける
• 強い酸化作用
• 100℃で分解して白煙を発する
• 直射日光、乾燥状態は厳禁


※2 メチルエチルケトンパーオキサイド
• 無色透明の液体
• 独特の臭い
• ジエチルエーテルに溶ける
• 強い酸化作用
• 40℃で分解が促進
• 直射日光、乾燥状態は厳禁
• 容器は密栓せず、通気性のあるものを使用


※3 過酢酸
• 無色透明の液体
• 強い刺激臭
• 水、アルコール、エーテル、硫酸に溶ける
• 強い酸化作用
110℃で発火し爆発する
• 直射日光、乾燥状態は厳禁


※4 硝酸メチル、硝酸エチル(ほとんど同じ)
• 無色透明の液体
• 有機溶剤に溶ける
• 芳香、甘味がある
• 直射日光は厳禁


※5 ニトログリセリン
• 無色の油状の液体
• 有機溶剤に溶ける
• 甘味があり有毒
• 汚した時はアルコール溶液で分解しふき取る


※6 ニトロセルロース
• 無味、無臭
• 有機溶剤に溶ける
乾燥状態は厳禁。エタノールか水で湿綿し保存
• 安定度試験を定期的に行い、耐熱度が低下させ安全な方法で処理


※7 ピクリン酸
• 黄色の結晶
• 無臭で苦味、有毒
熱湯、アルコール、ジエチルエーテル、ベンゼンに溶ける
金属と乾燥状態は厳禁


※8 トリニトロトルエン(TNT)
• 淡黄色の結晶
• アルコールは熱すると溶け、ジエチルエーテルに溶ける
• 日光に当たると茶褐色に変わる
• 固体より溶融した方が危険


※9 ジニトロソペンタメチレンテトラミン
• 淡黄色の粉末
• 液性は中性
• 水、ベンゼン、アルコール、アセトンにわずかに溶ける
• 酸、有機物との接触を避ける


※10 アゾビスイソブチロニトリル
• 白色の粉末
• 融点以上に加熱すると、窒素とシアンガスが発生
• アルコール、エーテルに溶ける
• 直射日光は厳禁


※11 ジアゾジニトロフェノール
• 黄色の粉末
• アセトンに溶ける
• 光によって褐色に変化
• 水か水とアルコールの混合液の中で保存


※12 硝酸ヒドラジン
• 白色の結晶
• 温水に溶けて酸性を示す
• 還元性が強い
• 直射日光、酸化剤、アルカリ、可燃物は厳禁


※13 ヒドロキシルアミン
• 白色の結晶
• 水、アルコールに溶ける
• 還元性が強い
• 乾燥した冷暗所に貯蔵


※14 硫酸ヒドロキシルアミン
• 白色の結晶
• 水に溶けて、アルコールに溶けない
• 強い還元性
• 水溶液は金属を腐食
• 乾燥した冷暗所に貯蔵


※15 塩酸ヒドロキシルアミン
• 硫酸ヒドロと同じで115℃以上に加熱で爆発の可能性がある


※16 アジ化ナトリウム
• 無色の結晶
• 水に溶けるがエタノールに溶けにくくエーテルには解けない
• 直射日光、酸、金属は厳禁
消火時水は厳禁


※17 硝酸グアニジン
• 白色の結晶
• 水、アルコールに溶ける
• 有機物や還元性物質との接触を避ける


性質別
〇乾燥状態が厳禁
過酸化ベンゾイル、メチルエチルケトンパーオキサイド、
過酢酸、ニトロセルロース、ピクリン酸


〇乾燥状態にする。
ヒドロキシルアミン、硫酸ヒドロキシルアミン、
塩酸ヒドロキシルアミン


〇温水に溶ける 硫酸ヒドラジン
〇熱湯に溶ける ピクリン酸


〇水の中で保存する  ジアゾジニトロフェノール
〇消火時に乾燥砂を使用する アジ化ナトリウム
以上   


どうもありがとうございます。    aiu

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