乙種6類　消防設備士(1) 申請書をもらう

2021/12/14 08:00

　はじめに
　今年度、消防設備士甲4を受験し、一度の受験ではだめで2回目の受験申請を
した時に「工藤本」と呼ばれるものが、多くのブログ等で評判になっていた
ことを知った。

　その時は、本は揃えていたので、それ以上考えなかった。
　しかし、新たに受験したい消防設備士は?と探していた時、一番人気の受験者数
となっている試験が消防設備士乙6であった。これを受けると決めた。

　この試験に工藤本はあるだろうか？
弘文社が出版している工藤正孝　氏著の参考書・問題集を「工藤本」と言われている。

　そのためには、乙種6類の消防設備士の試験を受けたら、「工藤本」と呼ばれる
ものが堂々と使えると思い、早速「工藤本」を買ってみた。

本試験によく出る! 第6類消防設備士問題集【大改訂版】 (国家・資格シリーズ 189): 弘文社; 本

　また、続けて消防設備士を受けてみよう。と思った理由として、単純に、
今だったら、消防関係法令は他の1~7類までと共通な部分があるということで、
勉強しなくてもいいためである(^^;)。

　申請書を
一般財団法人消防試験研究センター
の支部にもらいに行った。

来年の試験は
申請期間は1/7~1/17　であり
試験の日は　3月6日((日)となっていた。
ので、簿記3級を先送りして受験することにしました。

さて、消防設備士は消防試験研究センターによると

乙6の受検者数

　乙種6類　　　R3 　　　　　R2
　申請者数　15,309人　 9,538人
　受験者　　12,088人　 7,785人
　合格者　　 4,788人　 3,282人
　合格率　　　39.6% 　　　42.2%
となっていた。

また、
人気度は乙種6類が一番人気で　乙1~7類全体の約50％を占めており,
次が乙4は乙6類の1/3、
乙7類は乙6類の1/4であった。
-------------------------------------------------
参考資料（消防試験センターによる)

〇　消防設備士を必要とする施設
　劇場、デパート、ホテルなどの建物は、その用途、規模、収容人員に応じて
屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、自動火災報知設備などの消防用設備等
又は特殊消防用設備等の設置が法律により義務づけられている。
(※業務独占的資格)

　それらの工事、整備等を行うには、消防設備士の資格を持った者が行うことと
なっている。

※業務独占的資格は国家資格の分類の一つ。
　この資格を有する者でなければ携わることを禁じられている業務を独占的に
行うことができる資格をいう。

〇消防設備士の業務
⑴ 甲種消防設備士は、消防用設備等又は特殊消防用設備等(特類の資格者のみ)
　の工事、整備、点検ができる。
(2)乙種消防設備士は、消防用設備等の整備、点検を行うことができる。
　工事、整備、点検のできる消防用設備等は、免状に記載されている種類に
　なる。

〇消防設備士免許場の種類
　消防設備士免状の種類と工事などのできる消防用設備等又は特殊消防用
設備等の種類は、次のとおり。

免許の種類　　工事整備対象設備等
甲種　特類　　特殊消防用設備等
　　　　　　　(従来の消防用設備等に代わり、総務大臣が当該消防用設備等と
　　　　　　　　同等以上の性能があると認定した設備等）
甲種　第1類　屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、水噴霧消火設備、
又は　　　　屋外消火栓設備、パッケージ型消火設備、パッケージ型
乙種　　　　自動消火設備、共同住宅用スプリンクラー設備
　〃　第2類　泡消火設備、パッケージ型消火設備、パッケージ型自動消火設備
　〃　第3類　不活性ガス消火設備、ハロゲン化物消火設備、粉末消火設備
パッケージ型消火設備、パッケージ型自動消火設備
　〃　第4類　自動火災報知設備、ガス漏れ火災警報設備、消防機関へ通報する
火災報知設備
共同住宅用自動火災報知設備、住戸用自動火災報知設備
特定小規模施設用自動火災報知設備、複合型居住施設用自動
火災報知設備
　〃　第5類　金属製避難はしご、救助袋、緩降機
乙種　第6類　消火器
　〃　第7類　漏電火災警報器